内出血について

 

なぜ内出血はおこるのか?その為にはまず鍼の特徴について理解しないといけません。


鍼灸で使う鍼は、注射器で使う針とは違います。


注射針は、中の液体や、血液を抜く為に中が空洞になっていて、筋肉や組織を切って進み目的の場所に到達させ液体を注入していくという特徴があります。


鍼灸治療で使う鍼は、基本血管などは避けて進んでいきますのでの、健康な血管などの人は内出血にはなりにくいのです。


では、なぜ内出血になるのかですが・・・


それは、組織や血管がもろくなり少しの衝撃や、血管の弾性が弱くなり避けきれずに内出血❗❗


っと、いうふうになります。


治療する部位( 痛みのでている部位 )は血流が悪くなっていたり、血管はもろくなっていることが多い部位に刺しますのでそうすると必然的に内出血や出血は多くなりなりやすい傾向にあります。


ですが、悪くなった組織や血管のところで内出血しますと『 血液は栄養 』ですので、その悪くなった組織や血管を修復し、弾性のある組織や血管にしますので2回目、3回目と刺すうちに内出血はしにくくなります。


それは組織や血管が改善されたからです。


また、その内出血部位をさわりますと、卵肌のようにつるっつるになっていることがわかると思います。


それは、血液は水分も栄養も多くありますのでその内出血部位は卵肌のようにつるっつるになるという仕組みになります。


まとめると、鍼灸治療での内出血は、注射針の切って進む針とは違うので基本的には内出血はしません。
内出血するということは、その組織や血管がもろくなっていることが多いですので鍼灸治療をして、悪くなっている組織や血管を改善させていけば内出血はおこりにくくなっていきます。